IT業界における給料
IT業界は3Kとも7Kとも言われて、その中身は「きつい、帰れない、給料が安い、規則が厳しい、休暇が取れない、化粧がのらない、結婚で
きない」というものです。
どれも散々な言われようですが、実際IT業界を見てみるとこれらが当てはまるかはとにかくその企業によったり、個人の働き方によったりします。
どんな仕事も楽ではないし、規則はあります。給料が安いところも悲しい話ですがままあるでしょう。結婚できないにいたっては個人差がある、という言葉で一蹴してしまえそうです。
ですが、IT業界が給料が安いと思われているのは少し不思議な気がします。IT業界は若い業界でもあり主に活躍している世代は20代、30代です。そしてとにかくスピードが求められるので、伝統ある大企業のように上のはんこ、サイン待ちで列が出来るという状況にはならず、ある程度のことは現場に決定権が与えられるので責任やリスクも大きいですが、より大きな仕事ができてやりがいに繋がりやすいと思います。
ですので企業によっては基本給は普通でも賞与が多いところや、そもそも残業代が給料に組み込まれている企業もあったりと、給料は若くてもそれなりにもらえるのです。実際、IT系の平均年収は474万円と、サラリーマンの平均年収408万円を大きく上回っています。世代別に見ても、20~40代までは他業種のサラリーマンより平均年収は多くなっています。50代になると年功序列であるサラリーマンより下回るようですが、それでも生涯年収では負けていないのではないでしょうか。
さらにITはベンチャーとは言え年齢がある程度上にいったり役職につけば昇給するので、稼ぎたい人はそれなりの働き方があります。
縁の下の力持ちなIT業界ですのでイメージばかり先行しているような気がします。